株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2021/10/04 13:20

アンジェス(株):2021/10/04 13:20

高血圧DNAワクチンは森下先生が総括責任者になっている大阪大学大学院医学系研究科の臨床遺伝子治療学の研究チームの一つである「健康発達医学」グループの
リーダーである中神啓徳教授らが中心となって開発・研究を進めてきたものです。
この高血圧DNAワクチンは血圧の昇圧作用を有する生理活性物質アンジオテンシンⅡに対する抗体の産生を誘導し、アンジオテンシⅡの作用を減弱させることで長期間安定した降圧作用を発揮するワクチンです。

現在、主力の治療薬としてはARBアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(経口薬))があるものの、毎日服用する必要があるため、長期的に見れば患者1人当たりの治療コストは高いと言えます。このため、発展途上国では医療経済上の問題から使用が限定的となっているのが現状です。高血圧DNAワクチンは既存薬よりも高薬価になると想定されますが、1回の治療で長期間の薬効が期待できるためトータルの治療コストは逆に低くなる可能性もあり、開発に成功すれば発展途上国も含めて普及拡大が期待されます。

アンジェス大阪大学での研究成果を受けて、2018年4月よりオーストラリアで、第1相/前期第2相臨床試験の企業治験に取り組んできましたが、2020年3月にすべての患者への投与を完了しています。この高血圧DNAワクチンの治験結果に関しては、投与後6ヶ月間の経過観察期間における中間報告を2021年2月にIRで発表しています。それによると、重篤な有害事象はなく、安全性に問題がないこと、また、アンジオテンシンⅡに対する抗体産生が確認できたとしています。

現在は投与後12ヶ月間での安全性、免疫原性及び有効性に関するデータを纏め、後期第2相臨床試験の手順や実施要項などについては検討を進めている段階です。
第1相/前期第2相臨床試験の最終結果は、公表する予定となっており、その内容が注目されます。なおアンジェスは、高血圧DNAワクチンに関して2020年6月に日本で、7月に米国でそれぞれ高血圧DNAペプチド併用ワクチンとして製剤特許及び用途に関する特許を取得しています。

◆発明の名称: DNA-ペプチド併用ワクチン
特許番号: 6706821
発行: 日本国特許庁

◆発明の名称: DNA-ペプチド併用ワクチン
特許番号: US10695420
発行: 米国特許商標庁