株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/05/18 08:22

アンジェス(株):2022/05/18 08:22

オーストラリアで2018年4月から開始された、高血圧を対象としたDNAワクチンの第1相/前期第2相臨床試験は2020年3月にすべての患者への投与が完了しています。この高血圧DNAワクチンは、血圧上昇作用を持つ体内物質である「アンジオテンシンⅡ」に対する抗体を体内で作り出し、その動きを抑えることで高血圧を治療することを目的に開発されたものです。

試験結果についは、2021年10月15日~17日に沖縄コンベンションセンターで開催された第43回日本高血圧学会総会で治験結果が報告されています。また、日本高血圧学会の学会誌に10月17日付けで論文が掲載されていますので紹介しておきます。

◆日本高血圧学会の学会誌に掲載された論文の要旨
我々は、アンジオテンシンⅡワクチン(AGMG0201)の安全性、忍容性、および免疫学的応答を調査するために、プラセボ対照用量漸増試験を実施した。AGMG0201は、18〜79歳の軽度から中等度の高血圧の参加者に投与された。12人の患者がそれぞれ低用量群および高用量群に登録された。各群内で、被験者は、活性治験薬またはプラセボのいずれかを3:1の比率で投与するように無作為に割り付けられた。各参加者は、1回の筋肉内注射を受け、続いて30日後に2回目の注射を受け、2回目の投与後360日間モニターした。その結果、ほとんどの治療関連有害事象は、注射部位での疼痛および紅斑を含む重症度において軽度または中等度に分類されることが示された。抗アンジオテンシンⅡ抗体は、AGMG0201患者、特に高用量群において観察された。全体として、AGMG0201は忍容性が良好であった。

アンジェスは、今回の試験で安全性について問題のないことが確認できたことで、データの詳細分析を行いながら今後の開発方針として、治療対象者のターゲットの検討や臨床試験の実施国をどこにするかなどを検討しながら策定していくと思います。なお、高血圧DNAワクチンに関しては2020年6月に日本で、7月に米国でそれぞれ高血圧DNAペプチド併用ワクチンとして製剤特許及び用途特許を取得しています。