●アンジェス(株):2020/12/22 19:28
デイトレの人にとってはファンダメンタルや企業の将来性は、あまり考慮する必要がなく、要は株価が上下する流動性や出来高があればそれで良しとする。その投資スタイル良しあしは各自の判断なので、ここでは論議の対象外とします。
ここで議論したいことは、アンジェスの株を保有しながら新しい年を迎えるか、あるいはアンジェスの株を売却し、他の銘柄に転進を図るのか、あるいは一旦売却して、再購入のチャンスを探るかの判断をどうするのかだと思います。
結論から言えば、それはトレンドをどう見るのかによると思います。結論から言えば、これから下がる株価を見積もれば、1200円を大きく割る可能性は少ないと思います。
そう考えれば、年内に予定されているIRについては
①オーストラリアにおける高血圧DNAワクチンの第1/2臨床試験の結果報告
②椎間板性腰痛症を対象とするNF-kBデコイオリゴの
米国での第1b相臨床試験の結果報告
の二つについては情報開示の蓋然性は高いこと、及び
◆大阪における2施設での、第1/2臨床試験の治験結果の報告については、広報ブログでも報告があったように「当初の見込み以上に、有効性としての免疫原性の分析に時間を要している為、データが揃い次第、発表させていただく予定です」となっていることから、年内の情報開示がかりに難しいとしても、新しい年明けの、そう遅くない時期に発表されると思います。
この情報はワクチン開発の成功か否かのターニングポイントなるもので重要になります。つまり、この検査結果でワクチンの安全性や抗体価産生力などの測定により有効性が確認できれば、アンジェス連合の国産ワクチン開発の成功の道が格段と高くなります。同時に、この成功はアンジェスが手掛ける他のパイプラインの開発にとっても、社会的な信用度が高くなることから成功への道が開かれるのです。
今は、関西・関東圏の8施設で第2/3相臨床試験が実施されており、見通し的には検査結果については期待できるものとして報告されると思います。
そう考えれば、ここまでアンジェスを応援してきた方々が、ここで売却・撤退することは賢明な選択ではないと思います。株の売買は、自分の判断による自己決定権による行使です。より良い選択を検討してください。