株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2020/10/15 08:08

アンジェス(株):2020/10/15 08:08

昨日14日、新型コロナウイルスのワクチン開発を進める国内の製薬会社が参加するシンポジュームが横浜市で開かれた。その中で、製薬会社5社の担当者から、それぞれ開発中のワクチンの特徴や進捗状況が紹介された。その内容が昨晩21時過ぎに、「NEWS WER」で報じられたが、内容をかい摘んで紹介すると、DNAを活用した新しい技術のワクチンですでに臨床試験を行っている大阪のベンチャー企業からは「開発がうまくいったとして、大量生産が可能になるのは2022年の後半になる」と説明があったとのことです。
アンジェス掲示板では、そのことをめぐってさまざまな論議がされました。先行きの株価への影響だけではなく、オリンピックの開催や、新型コロナ禍の収束の見通し、経済再生の懸念など多くの意見が出されました。

記事自体に発言者の話についての要約に問題があるとしても、ワクチンの開発・製造には、多くの企業の参画を得ているので、もし発言が「開発がうまくいったとして、大量生産が可能になるのは2022年の後半になる」との説明はやや思慮を欠いているように思います。

次に大阪大学アンジェス連合のワクチン開発にはパンデミックに対応するための「第一世代のDNAワクチン」と、更にワクチンの抗体産生価を高めて大量生産につなげる「第二世代のペプチド併用DNAワクチン」があります。これまでの動物を対象にした非臨床試験や第1/2相臨床試験は第一世代のワクチンです。

では、なぜ抗体産生価が高く、結果的に生産コストも低くなる第二世代のワクチン開発から着手しないのかと言えば、それは「ペプチド併用ワクチン」の開発・製造には時間を要するので、現下に発生しているパンデミックに対応に対応するには時間との戦いとなるので、第一世代のDNAワクチンから着手しているのです。
第一世代ワクチンも当初は年内20万人分のワクチン製造といわれていたものが、製造への国内各社の協力やアメリカのサイティバからの製造部品の供給、そして政府の生産体制強化の助成金の支給によって大幅に改善されています。
したがって、第二世代ワクチンの開発は年内にも臨床治験の着手が始まるので、開発には多少時間がかかるとしても、新型コロナウイルス感染症の収束には最短でも数年を要するので、国産ワクチン開発の意義は大きいものがあるのです。