●アンジェス(株):2020/08/10 04:18
第2四半期決算説明会レポート(その4)
<前編:新型コロナワクチン関連>について
8月3日、機関投資家様向けに決算説明会を開催!!
【Q】2020年初に実施した資金調達と新型コロナウイルスワクチン開発の関連性について教えてください。
【A】2020年の年明けから資金調達をしてまいりましたが、コロナワクチンの始動と相まって、想定以上の資金調達をさせていただきました。当初(資金調達を発表した段階)はコロナワクチンの開発をすることは決まっておらず、3月5日に(新型コロナウイルスワクチン開発に着手することを)決断し、公表させていただきました。したがって当初は、資金調達とコロナの関係は独立の事象でした。
今後につきましては、資金調達やコロナウイルスワクチン開発にどれだけ資金が必要なのか、国のプロジェクトとしても進めていただきたいが、バランスの中で考えていきたいと思っております。
これから色々な形で新しいテーマに取り組んでいくためにも資金は必要なので、変化に応じて検討をしてまいりたいと思います。
【Q】コロナウイルスワクチンの価格についての質問です。海外では1ドーズ19.5ドル 2回投与で39ドルという契約をした企業がございますが(ファイザー社のワクチンは2回接種となる可能性が高いといわれている)、1人あたり39ドルという価格がアンジェス社開発中のワクチン価格に関する議論のスタートになるのか?この価格なら相当粗利が出ると思いますが、この考えで間違いはないでしょうか?
【A】コロナウイルスワクチンの薬価に関して、現時点では当局と議論しておりません。世界共通で議論されていることを考えると、国により、価格が変動することは考えにくいため、世界標準としてどうかという視点で検討が必要と考えております。
現時点ではまだデータは不十分ですが、大量培養すれば価格を抑えられることは可能と経験則的に考えています。私どもの数字はご報告できませんが、そういう視点で見ております。