●アンジェス(株):2020/07/13 08:25
アンジェスの新型コロナ予防DNAワクチンは、動物実験では抗体価が上がっていると報告されており、最初のハードルを越えることができました。この、動物を対象とする非臨床試験の結果は独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)にも報告がされ、6月30日以降の人への臨床試験が許可されているのです。いずれ動物への非臨床試験の詳細は論文としてまとめられ、情報が明らかにされると思います。
このことは、7月8日に開催された衆議院内閣委員会で、厚生労働省の山本史大臣官房審議官がアンジェスの新型コロナウイルス感染症予防用DNAワクチンの臨床試験の許可を巡り、治験開始前に医薬品医療機器総合機構(PMDA)にアンジェスから提出された治験届の中で、動物を対象に行われた非臨床試験報告で「人への治験前に一定の安全性を確認」と報告していることでも裏付けられています。
<医薬品医療機器総合機構(PMDA)>
独立行政法人医薬品医療機器総合機構は厚生労働省所管の独立行政法人である。略称のPMDAからかパンダの愛称があり、同機構のプレゼンテーションや待合室の掲示にパンダの絵が用いられている。 医薬品の副作用又は生物由来製品を介した感染等による健康被害の迅速な救済を図り、並びに医薬品等の品質、有効性及び安全性の向上に資する審査等の業務を行い、もって国民保健の向上に資することを目的とする(同機構法3条)