●アンジェス(株):2020/07/13 05:01
大阪大学:アンジェス連合の
ワクチンの来春からの実用化を目途に開発・製造を!!
アンジェスの新型コロナ予防DNAワクチンは、動物実験では抗体価が上がっていると報告されており、最初のハードルを越えることができました。この、動物を対象とする非臨床試験の結果は独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)にも報告がされ、6月30日以降の人への臨床試験が許可されているのです。いずれ動物への非臨床試験の詳細は論文としてまとめられ、情報が明らかにされると思います。
6月30日から開始された人への第1相臨床試験は、年齢が20歳~65歳までの男女両方で、PCR検査及び抗体検査で陰性である人で、かつ健康である人が対象で目標症例数は30名となっています。治験参加者は、本人の自由意思による文書同意が得られた者となっていますが、先頭をきって参加された治験参加者の皆さんには、頭がさがる思いです。
この第1相臨床試験の治験内容は大阪大学:アンジェス連合が開発した新型コロナ予防DNAである治験薬剤名(AG0301-COVID19)を健康成人志願者を対象として、筋肉内接種における治験薬の安全性及び免疫原性を評価するものです。
この第1相臨床試験の結果を見ながら10月からは400~500名規模の臨床試験が実施されます。なお、第1/2相臨床試験の機関は6月30日~2021年7月30日となっていますが、それは臨床試験の猶予期間を示すもので、試験結果が良好である場合は、その期日を切り上げて次のステップに進むことは可能です。したがって、新型コロナの第2波に備えての開発やオリンピック開催を睨んで、来春早々からの実用化を目指して開発・製造を目指していると思います。