●アンジェス(株):2020/06/22 04:04
ワクチンの特性から、アンジェス:大阪大学連合の
DNAワクチンはパンデミックに最適!!(その2)
◆<mRNAワクチン>
RNAワクチンもDNAワクチンと同じように、基本的には最初の遺伝子情報であるDNAを使うのか、途中のメッセンジャーRNAを使うのかが違いになります。したがってどちらの方法も遺伝情報だけを使うためにウイルスは要らないので、ウイルスが混じる危険性はなく、安全性が高いのです。
一番の違いは生産能力とコスト。RNAワクチンはDNAからメッセンジャーRNAを作る必要があります。作ったRNAはDNAより不安定なので、安定にするために修飾する必要があり、そのため製造量は少なくコストも高くつきます。また、保存方法もDNAワクチンの常温保存と違って℃-80度での保存が必要とされています。
いまアメリカで一番手といわれるモデルナのワクチンは、喩えて言えば「フェラーリ」みたいなものです。超高級品で価格はDNAワクチンの10倍以上で、生産量は100分の1くらい。超エリート層は打てるかもしれないけれども、一般の人には手が届かない。
その意味で、新型コロナの第二波、第三波のパンデミックを阻止するワクチンとしては最適とは言えないのです。
◆<DNAワクチン>
DNAワクチンはウイルスの遺伝子情報があれば、ウイルス自体を全く使用することなく製造出来るので安全であること。次にDNAワクチンは大量生産が可能で、かつ常温保存が可能であることから輸送・保管にも経費が少なく済みます。そしてmRNAワクチンと比較してワクチンの価格がが10分の1以下という安価で製造が可能であること。
こうした特質から言ってもDNAワクチンは今後、再び第二波、第三波の新型コロナウイルス感染症のパンデミックが予測される中で、アンジェス:大阪大学連合のDNAワクチンの評価は一段と高まります。世界市場においても米イノビオとの住み分けを含めて、今後ますます注目と期待が寄せられると思います。
アンジェス:大阪大学連合のDNAワクチンは、ウイルスの進化にも対応できる第二世代、第三世代ワクチンに進化・発展していくことが期待できます。