株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2020/08/01 01:58

アンジェス(株):2020/08/01 01:58

「K」さん、こんばんは。

新聞報道によると、加藤勝信厚生労働相は31日、米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、2021年6月末までに日本側が6千万人分の供給を受けることで基本合意したと発表したと伝えられています。
こうした報道に接して「狩りガール」さんから、「ここは見捨てられたってことでOK?」との質問を戴きましたが、答えは<いいえ>です。
その理由について申し上げます。

日本政府は、国益を露わにした米中のワクチン開発競争とはスタンスを異にして、国際協調を基本に30数か国と連携し、新型コロナウイルス感染症の解決に取り組んでいます。
したがって、協調する各国では国産ワクチンを開発・活用しつつも他国のワクチンも購入しながら、新型コロナウイルスの第二波、第三波に備えようとしているのです。

日本の場合は感染症対策、なかんずく国産ワクチンの開発には外国と比べて遅れて来たのは事実です。大阪大学アンジェス連合のワクチン開発への着手は海外より遅れて出発しています。
こうしたことから、ワクチン開発については年内20万人分を製造し、実用化を目標に、そして来春には100万人分のワクチン開発を目指して奮闘していますが、まだ量産化体制の構築に向けた厚労省からの助成が決定を見ていない事から、第二波のパンデミックに対応する生産量の目途が現段階ではできていないのが現状です。

こうした中で、東京五輪が翌年に控えていることもあり、政府としては海外支援も視野に置きながら、海外からのワクチン購入の判断をしているので、これをもって大阪大学アンジェス連合のワクチンが見捨てられたことではありません。
アンジェスの国産ワクチンの年度内の実用化を、厚労省は国内企業の支援策として、研究開発段階でも生産体制の整備に向けた投資を補助する方針を堅持しているのです。