●アンジェス(株):2020/06/22 04:05
ワクチンの特性から、アンジェス:大阪大学連合の
DNAワクチンはパンデミックに最適!!(その1)
◆<不活化・弱毒化ワクチン>
従来型ワクチンは鶏の卵を使って作る不活化ワクチンや弱毒化ワクチンと言われているものですうが、ウイルスを弱毒化するのに1~2ケ月かかり、それを卵の中で増やすのに4カ月くらいかかるので、ワクチンが出来上がるのに半年かかる。したがって、ウイルスに変化が生じた場合は、作り直すのに時間が掛かるので機動的に対応できない。
なお、ウイルスの不活化、弱毒化するのに、毎年作るインフルエンザワクチンのようになれているものと違って、初めての未知のウイルスで、かつ毒性が強いと簡単ではない。
またSARSのときのように、卵の中でウイルスが増えない場合があるので、ウイルスの特性によっては、従来型の方法では新型コロナ予防ワクチンを作れないことがある。
もう一つの問題は、ワクチンを作るための卵は有精卵に限るので、供給量に問題が生ずるので、パンデミックなウイルスにはには向いていない。
◆<アデノウィルスワクチン>
アデノウイルスという風邪のウイルスを弱毒化して使用するアデノウイルスワクチンは、遺伝子の発現量がDNAワクチンやRNAワクチンよりも多いことが知られており、抗体を作るという点では優れている。しかし、アデノウイルスでは以前に遺伝子治療で死亡例も出ており、毒性もかなり高いという問題点があります。また、新型コロナウイルスに対する抗体だけではなく、投与されたアデノウイルスに対する抗体も出来ることが知られており、2回や3回という複数投与した場合効果が出ない事がわかってきています。したがって、ワクチンの抗体が長続きしないと、2回目以降は使えないということになると言われている。