●アンジェス(株):2020/05/19 15:10
アンジェスに関わっている空売り機関のうち、最も空売り残高数量が多いのはJPモルガン証券である。
アンジェスが3月5日に新型コロナ予防DNAワクチン開発を発表して以来、情報開示されている5月14日までの空売りの売買状況を見ると、
空売り総数=134万7583株
買戻し総数=23万1200株
となっています。なお、5月14日時点での空売残高数量は
271万2283株となっている。
今日の株価の動きと空売り機関の売買状況がどのように関連しているかは情報開示されていないので断定的に言うことはできないが、推測で言えば、ザラ場開始後の始値が1710円を付けたものが、直後より強い売り圧によって一挙に1565円まで引き下げられた株価の動きは前日、株価が200円も上がったことから利確の動きを探っていた短期筋が朝の気配を見て利益確定売りに走ったことは事実であるが、その動きを意図的に促進したのは、株価の初動の段階で空売りを仕掛けたことが背景にあります。
ただ、11連続上昇し後に5月7日の終値が2023円となったものが翌日8日に2455円の高値を付けた後、前日比-500円のストップ安を記録した動きから見れば、今日の株価の動きは、現時点の出来高が3034万株を超えていることから、空売りや利益確定売りを消化して、株価が残念ながら-25円となったものの、今後の株価上昇を見据えたポテンシャルエネルギーは高いと言えます。