●アンジェス(株):2020/03/29 16:09
「S」さん、こんにちは。返信が遅れました。
大阪大学・アンジェス連合が開発している新型コロナ予防ワクチンはDNAワクチンです。弱毒性ワクチンと違いウイルスそのもののを使用しないので副作用の心配はないと言われています。
とは言え、新型コロナウイルス感染症の予防ワクチンとして多くの人に投与するとすれば、新型コロナウイルから抽出した遺伝子を活用したDNA予防ワクチンが間違いなく安全で有効性があるのかを検証することが必要となります。
3月26日に大阪大学・アンジェス連合のワクチンがマウス、ラット、サルなどの動物への投与を行い、抗体価産生力、有効性および安全性の確認のための非臨床試験を行うとの報告されました。それを経て、人への臨床試験が行われます。
当然その中では、貴方が指摘した「ワクチンによって産生された抗体が、中和抗体であるか否か感染症試験を実施して確認」されると思います。
こうした点も全てクリアされ、安全性と有効性が明らかとなって、厚生労働省の審査・承認を経て、開発された新型コロナ予防DNAワクチンが世に出ることがこのが可能となります。今後は承認に時間が掛かり過ぎないような検討が必要になると思います。