●アンジェス(株):2020/01/25 03:02
<広報ブログ:山田社長への新年インタビューから抜粋>
2019年は結実の年
アンジェスの開発パイプラインは 経過良好!!
2019年は結実の年といいますか、今までの成果が報われた年であったと思います。HGFは、上市まで非常に時間がかかったというのが日本での大半の評価だと思います。しかし、海外に行くと全く評価が違いました。(申請が)難しい日本で承認を得たということが高く評価されているという実感です。従前は世界第4位のフランスの大手サノフィーという競合相手がいて競争的にやっていたが、サノフィーは臨床試験の途中で挫折してチームが解散してしまいました。アンジェスはそれをやり遂げたという点で、海外の方々や専門家から非常に高く評価していただいています。
それと、私の中で忘れられない出来事がありました。日本国内でHGFの市販後調査をやる上で、臨床の先生方約100名にお集まりいただきプロジェクトの説明を行った時のことです。座長を担っていただいた山王メディカルセンターの重松先生が
「40年間この(血管疾患)領域で仕事をしているが、(重症下肢虚血ほど)こんなに難しい病気は無い。自分の中では病気の中でもブラックボックスだった。このブラックボックスにアンジェスが挑戦してここまでやってきた。ぜひ本承認という形で認可をもらうためにもここにお集まりいただいた先生方には是非ともご協力いただきたい。」とご挨拶されていました。
血管疾患の外科的治療のエキスパートと言われる重松先生のような専門家から見ても、私共アンジェスが非常に難しい挑戦、しかも新しい領域に挑戦していることを評価していただいているのだと思い、私はとても感動しました。今でもそれを鮮明に覚えています。そういったこともあり、自画自賛ではありませんが、私共の成果を讃えてもいいことだと思います。
また、他のパイプラインに関しては、腰痛症や高血圧ワクチンなど、2019年の初めは、スケジュール通りいくか懸念していましたが、2018年の課題を2019年に解決できました。2020年にはきちんと臨床結果が出せるスケジュール感を明確に出来たので、全体のパイプラインとしては非常にグッドプログレス(経過良好)と言えると思います。
・スケジュール感の解釈にうん蓄を傾けていると、木を見て森を見ずになります。