●アンジェス(株):2019/12/14 14:08
アンジェスの創業者でもある森下竜一教授が総括責任者となっている大阪大学・大学院臨床遺伝子治療学の研究室では、血管再生を利用した遺伝子治療という画期的な治療法の確立以外にも分野別の6グループが連携しつつ、生活習慣病、免疫疾患、がんや遺伝病など、多くの画期的な治療法を生み出すための臨床研究に取り組んでいます。
遺伝子治療は、治療という言葉が最後にある以上、常に臨床を意識して基礎研究を行う学問であると同時に多くの患者さんに恩恵をもたらすため、医薬品化を含めて産業への橋渡しも重要な役割がある事を念頭において研究に携わっているのです。
そして、遺伝子治療学研究室のめざすべき目標を「世界に通用する独創的な遺伝子治療の開発・実践」においているのです。
その意味で、アンジェスの米国のエメンド社への投資・提携は、大阪大学の臨床遺伝子治療学研究室の受け皿企業として、財政の現状からすれば
大きな冒険ではあるとしても、小さく身を屈める守りの姿勢からあえて時代が求める課題を担う決断に基づく戦略的な判断による投資であると思います。
かかる決断をした以上は、前に進む以外有りません。当然アンジェスにも成算があっての判断だと思います。
明日はいよいよ会社説明かです。これまで、20年の長きにわたる創薬事業を支えてきたホルダーに、真正面に向き合ってエメンド社への投資・提携の意義と今後の展望を熱くかつ真剣に語って戴きたいと思います。