●アンジェス(株):2024/07/10 11:13
「元」さんのコメント。
「命綱であった現金預金は
激減してます。
命綱であったコラテジェンは
打ち切られました。
また
資金サポートしてくれる
企業も銀行もない様です。
そこでお二人に質問ですが
資金面については、
具体的にどのように
調達するのか?
是非とも
資金塗りについての
意見をお聞かせ下さい。」
まず、企業運営に欠かすことができない
資金については現金預金を含めて大きく減って
いるのは事実です。
アンジェスの資金調達については、ワラントなどによる
資金調達が最も現実的ですが、第44回新株予約権の発行による
資金調達も、目標額19億7297万7570円に対して、現在まで
調達できたのは3億4020万円だけで、目標額には
16億3277万7570円が不足している現状です。
株価についてもコラテジェンの本承認申請を取り下げた
こともあり、かつ米国での後期第2相臨床試験の
トップラインデータが開示されないことから、株価上昇の
要因は当面見当たらず、現状のままではむしろ株価が
下り、再び株価が下限行使価額に抵触するすることで
新株予約権の行使による資金調達が難しくなる恐れが
あります。
この局面をどのように打開するかは、アンジェス自身が
背負って解決を図るべきと思いますが、エメンド社の
事業再編成についても、まだまだ資金がが必要となる
ことは事実です。
その意味で、現局面は企業存続の危機を、乗り越える
ことができるのか否かのキーワードは、米国における
コラテジェンの後期第2相試験が、アンジェス自身が発表
しているように「良好な結果を得られのかどうかが問われる
と思います。
英語版では、「後期第2相臨床試験の予備的結果では、
安全性と有効性の両方が確認され、有効性のエンドポイント
は達成された」と報告されているので、それが正しい報告で
あるかどうかにかかっていると思います。
椎間板腰痛症の治療薬の開発や、AV-001の取り組み、そして
エメンド社の再生など課題はありますが、コラテジェンは
アンジェスの創業以来取り組んできた主軸製品であるだけに
この開発結果がどうなるのかが、最も重要だと思っています。