株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2024/01/24 08:43

アンジェス(株):2024/01/24 08:43

第43回新株予約権の発行による資金調達の目標額は差引手取概算額で約54億1847万円となっています。今年1月5日に昨年12月の月間行使状況が報告されましたが、株価が下限行使価額の74円を割ったことから、12月の行使は7日以降ストップしています。

第43回新株予約権の発行予定株数は4463万9300株ですが、2023年12月末段階までの行使株数の合計は1124万6400株で、調達額は9億8147万8700円となっています。行使率が25.19%の段階ですが、資金調達の目標額から見れば大きく不足していることは事実です。

第43回新株予約権の未行使株数が3339万株もある中で、今後の資金調達をどうするかですが、基本的にはアンジェスとBofA証券による協議で打開策が検討されると思います。前回の第42回新株予約権の行使の場合は、行使予定数3800万株のうち3415万株(行使率89.87%)を行使して中止していますが、未行使株数が385万株と比較的少なかったので、出直しの第43回新株予約権の契約締結は取り組み易かったのではないかと思います。

しかし、第43回新株予約権を現在の状況で中止をし、新たに第44回新株予約権の契約締結となると、下限行使価額の再設定と合わせて、新株の新たな発行によって株価の稀薄化が一層進み、これまでアンジェス創薬やゲノム編集による治療法の確立を願ってきた個人株主も見切りをつける動きが出ることが予想され、行使自体が行き詰まる可能性もあります。

ここは、フィスコ客員アナリストの佐藤譲氏が、アンジェス Research Memo(11)の「当面の事業活動資金は新株予約権の行使により調達」で

「2023年11月末時点の行使率は23.3%となっており、10月と11月の2カ月間で300百万円を新たに調達したが、株価が低水準で推移しているため調達額は想定よりも伸びていない。2024年前半には「コラテジェン(R)」の国内での承認申請の結果が判明するほか、米国では臨床試験結果の発表が予定されるなど重要イベントが控えている。これらの結果がポジティブなものとなり、同社の企業価値が見直されることによって資金調達が促進されることを期待したい。」

と述べている方向で、行使と資金調達が進むことを期待したいと思います。