株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/11/29 08:44

アンジェス(株):2023/11/29 08:44

アンジェスがエメンド社を子会社化したのは2020年12月ですが、その1年前の2019年12月にエメンド社へ5000万ドル(当時の円換算で54億5000万円)の追加投資を行うことを決定し、2020年に2回に分けて払込をしています。

追加投資に当たって山田社長は「エメンド社が上場するかどうかは出資時の評価の対象には入っていませんが、OMNIという新しいゲノム編集技術を使って従前のゲノム編集技術より優位な形で展開できるかどうかが第一の視点です。私どもが事業をする上では、何から始めて、具体的な形で売上を上げるかが大事なポイントだと思っています。ここ2年ぐらいは将来像を描く上で大事な時期・ステージだと考えています」と語っています。

追加投資の5000万ドル決定した2019年12月から来月で4年、そしてエメンド社を子会社してから3年が経過しようとしていますが、今月11月13日にアンジェスが、関東財務局に提出した第25期第3四半期報告書の中では、エメンド社の取り組みについて以下のように報告しています。

「ゲノム編集における先進技術を持つ米国の子会社エメンド社において、究極の遺伝子治療ともいわれるゲノム編集で具体的なプロジェクト化に向けて準備を進めております。同社は、ゲノム編集の安全な医療応用を目指し、新規CRISPRヌクレアーゼを探索・最適化するOMNIプラットホーム技術を確立しており、血液、眼科、肝代謝などの疾患領域についてパイプラインを構築しております。その中で最も進んだELANE関連重症先天性好中球減少症を対象としたプロジェクトは米国での臨床試験実施に向けFDAと協議を開始し、2023年度中の米国での臨床試験開始に向けた準備を進めております。また、家族性高コレステロール血症を対象とするゲノム編集治療についても臨床試験に向けた研究開発を継続しております。
同社はゲノム編集技術の開発をとおして、遺伝性希少疾患に加え様々な疾患のゲノム編集技術による治療を検討しております」と。

なお、地政学的リスクとして「今般のイスラエルパレスチナの紛争により、主にイスラエルで進められている、エメンド社の研究施設におけるプロジェクトの進捗に影響を与える可能性があります」と報告しています。