●アンジェス(株):2023/09/11 08:46
本日9月11日から13日までの3日間、大阪市中之島5丁目にある大阪国際会議場で、第29回日本遺伝子細胞治療学会の学術集会が開催されます。今回の学術集会は「飛躍する遺伝子治療ー産官学で乗り越える未来への架け橋」をメインテーマとして開催されます。
第29回学術集会はメインテーマにあるようにアカデミアだけではなく、行政、企業が一体となって、遺伝子細胞治療学が前進し、未来への架け橋となる学術集会として企画されているもので、テーマ別のシンポジュームが多くあります。その中で開催日当日の9月11日には、加藤勝信厚生労働大臣が演者として「コロナ禍乗り越え、新たな時代に」という題で特別講演をすることになっています。
また、最終日の9月13日の午前10時5分~10時55分に第2会場で、招待されたエメンド社のCEOであるデビッド・バラム氏が演者として、「OMNITMトリプルプラットフォーム技術ーCRISPRによる遺伝子編集治療の障壁を取り除く」と題したゲノム編集による治療方針の確立を如何に安全に行うかについての特別講演が予定されています。
デビッド・バラム氏による講演内容は、エメンド社がこれまでOMNIプラットホーム技術を駆使して血液、眼科、肝代謝などの疾患領域についてパイプラインを構築してきましたが、その中でも最も進んだELANE関連重症先天性好中球減少症を対象としたプロジェクトは米国での臨床試験実施に向けFDAと協議を行なっているので、その取り組みについての報告があるのではと思います。
また、エメンド社の前臨床研究担当副社長のアイラ・ゴトリフ博士が中心となって
研究開発してきた家族性高コレステロール血症を対象とするゲノム編集治療についても2025年の臨床入りを目指していると言われておりますが、こうした取り組みの報告の上に立ってデビッド・バラム氏は、OMNIプラットフォーム技術によって、どのようにして遺伝子編集治療の障壁を取り取り除いてきたのかについての研究報告を講演で行うものと思います。
なお、当日の第29回日本遺伝子細胞治療学会学術集会の最終日の9月13日には、その後、ゲノム編集学会合同企画のシンポジュウムも13時35分~15時5分に第1会場で開催されますので、ゲノム編集による医学の前進に関心が高まるものと思います。