●アンジェス(株):2023/08/30 16:11
「s」氏のコメント。
「今回の助成金についても認められた分だけでなく29億円を返金しますと出して
こそ上場企業のあるべき姿
マイナス材料は一貫して隠蔽してるのは特殊詐欺と断じられて然るべき」と。
アンジェスは8月24日、 2023年12月期第3四半期連結会計期間における営業外収益として28億1500万円を計上したことについてIRで発表しています。
この営業外収益に計上した金額は、日本医療研究開発機構(AMED)より採択されたワクチン開発推進事業による助成金ですが、使用実績の監査を受けて適正として認められものを営業外収益として計上したものです。
前受金に計上されている金額は、8月9日に発表された「2023年12月期第2四半期決算短信」では64億155万4000円となっていますが、そのうち6億3755万円は提携先から研究開発費の協力金を受領したことによる増加と報告されているので、新型ワクチン関連の振込額は57億6400万4000円となっています。
今回、負債の部の前受金に計上されていた57億6400万4000円のうち、営業外収入として 28億1500万円が計上されたので、まだ、ワクチン関連の助成金は前受金の中に29億4900万4000円が残っていることになります。
その残るワクチン関連の助成金については、現在は使用実績の監査を受けて適正として認められたものの報告だけで、返還すべきとする確定検査結果の報告がないので、引き続き日本医療研究開発機構(AMED)による使用実績の監査が行われるものと思います。その結果を持って引き続いて営業外収益として計上できるか、あるいは返還すべき金額があるのかをAMEDが決定するものと思います。
どの様な決定であれ日本医療研究開発機構(AMED)から出される確定検査報告は、国による判断なので、アンジェスはその決定に従って対処するものと思います。