●アンジェス(株):2023/08/09 08:55
【PRTIMES】8/7配信から抜粋
2023年7月27日にガリアン財団が発表した2023プリ・ガリアン賞USA賞の最優秀スタートアップ賞に、エメンド社がノミネートされました。
エメンド社のCEOであるデビッド・バラム氏は、「エメンド社が、権威ある最優秀スタートアップ賞にノミネートされたことを大変嬉しく思います。これは、エメンド社が、バイオ医薬の最前線にいることを再認識する良い機会になります。」とコメントしています。
プリ・ガリアン賞は、フランスの薬学者ローランド・メールが先進的かつ卓越した医薬品の研究開発を促すことを目的に1969年に創設しました。現在のプリ・ガリアン賞は、毎年10カ国以上の国や地域で選定が行われ、今や製薬分野のノーベル賞とまで言われており、画期的な医薬品を開発した者に授与する国名を冠して贈られる賞となっています。
現在、プリ・ガリアン賞USA賞は過去5年間にFDAによって承認された最優秀医薬品製品、最優秀バイオテクノロジー製品、最優秀医療技術に加えて、最優秀デジタル ヘルス ソリューション、最優秀インキュベーター/アクセラレーター/エクイティ、最優秀スタートアップに賞を授与しています。
エメンド社では、ゲノム編集の安全な医療応用を目指し、新規CRISPRヌクレアーゼを探索・最適化するプラットフォーム技術を確立しており、ゲノム編集でしばしば問題視される「オフターゲット効果」を回避できるなど、新たな特徴をもった新規OMNIヌクレアーゼを数多く作出し、特許を出願しております。
同時にエメンド社では、様々な遺伝子疾患に応じてゲノム編集戦略を構築し、数多くのOMNIヌクレアーゼの中から適切なヌクレアーゼを選択し、それをさらに標的配列に対して最適化して、これまでゲノム編集では対象とできなかった疾患を含め、様々な疾患に対する安全で有効な治療の開発を進めております。
ELANE関連重症先天性好中球減少症では、対立遺伝子配列の一方のみの変異により発症するため、その治療は、ほとんど同じ配列をもつ対立遺伝子のうち、変異のある遺伝子のみを破壊するという非常に精度の高いゲノム編集が必要となりますが、そのゲノム編集治療について、2023年度中に米国での臨床試験開始に向け、FDAと協議を実施しております。