●アンジェス(株):2023/06/21 11:47
「A」氏のコメント。
「コラテジェンが売上ゼロ(1Q)なのには理由があるんです。
小さな潰瘍しか対処できないくせに、副作用が酷い。
しかも痛め止めにもならない。
はっきり言って使い物にならないと思います。
コラテジェンの販売後調査には11.5億円もの資金が投入。
田辺三菱には、これらから多くの金額が流れている。
田辺三菱が協力するのは当たり前なんです。
ビジネスなんでww」と。
「A」氏のコメントでは、田辺三菱製薬が、販売後調査の11.5億円もの
資金のうち「田辺三菱には、これらから多くの金額が流れている」からと
言って「A」氏が言うような「副作用が酷い、はっきり言って使い物に
ならない」コラテジェンの開発に協力するのでしょうか。
もともと、HGFの物質特許は三菱東京製薬(当時)が押さえていたもので
大阪大学の森下先生が、三菱東京製薬の富澤竜一社長(当時、その後
三菱化学社長)と面談し、「日本でHGFの研究をしたいので、特許を
使わせてほしい」と依頼し、HGF遺伝子物質特許のライセンシングの
了解を得て、コラテジェンの開発を行ったもので、田辺三菱製薬とは
そうした経過もあり、コラテジェンの販売協定が締結されているのです。
こうした経過もあり、当時、販売を担当した田辺三菱製薬の
三津家正之社長が、2024年の本承認に向け、「投与患者120例は3年ほど
かけて集めたい」と語っていますが、その後も三津家正之社長の意を
汲んで田辺三菱製薬が尽力してくれたのです。
「A」氏が言っている「販売後調査には11.5億円もの資金が投入。
田辺三菱には、これらから多くの金額が流れている」と言う内容について
ですが、仮に、そうしたお金がアンジェスから渡っていたとしても、それらは
コラテジェンの使用成績調査を行うためには、データの収集に関し医療機関に
支払う費用や、医薬品開発受託機関への業務委託費用や、データベースの
管理費用等がかかることも事実なのです。
ですので、製造販売後承認条件評価を行なうための取り組みには
費用負担が生ずるので、田辺三菱製薬を経由して支払いに充ててもらって
いるのです。