株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/04/11 05:13

アンジェス(株):2022/04/11 05:13

◆コラテジェンが開く医療の未来(その2)

脳の場合、血管が詰まることで脳梗塞を引き起こし、重症化すると深刻な事態を招く。脚部に潰瘍や壊疽を持つ患者の5年生存率は50%程度と言われ、早期癌よりも生存率が低い重篤な病気として知られている。
こうした場合の治療には、薬物療法として動脈硬化や血管のつまりを防ぐ血管拡張薬や抗血小板薬を使う薬物療法がある。

「血管の詰まりが著しい患者には、カテーテルを通して物理的に血管を広げる手術や、患部とは別の場所から取った血管をつないで血流を回復させるバイパス手術といったアプローチもある」と、循環器を専門にする名古屋大学大学院医科系研究科の室原豊明教授は言う。「もっとも、こうした手術も太い血管では行えても、末端に近い細い血管では行いづらい。手足の先に血流が届かなくなると、細胞が壊死して手の施しようがなくなる。最悪の場合には脚の切断を余儀なくされるケースも出てくる」。脚の切断となれば、命が助かったとしても患者のクオリティ オブ ライフ(生活の質)に大きな影を落とすことになってしまう。

<体への負担も低減する>

そんな重症慢性動脈閉塞症(PAD)患者に対する新たな選択肢として期待を集めるのが、遺伝子治療薬コラテジェンなのだ。コラテジェンは「HGF遺伝子」を組み込んだ薬。脚の筋肉に注射して投与することで、そこにHGFが産出される。HGFは「ヒト肝細胞増殖因子」と呼ばれる。臓器の修復や新たな血管を作る動きが確認されているタンパク質のことだ。「血管が塞がった箇所の付近でHGFが作用すると、その個所を
迂回するよう新たな血管が作られ、血流が回復するという流れで効果を発揮する」。HGFの働きにより血管を作り、血流を回復させる、というわけだ。

当面コラテジェンの対象となるのは、既存の血管拡張剤や血小板で効果がない患者、経皮的血管拡張術(PTA)療法が困難な患者、ほかに治療法がない患者だ。