株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2020/12/04 20:01

アンジェス(株):2020/12/04 20:01

「相模守」さん、こんばんは。貴方が言うように

菅首相が国産ワクチンに言及すればインパクトが段違い。もちろん株価は爆上げ。モルガンといえども止められはしません」

というように株価への反応もずいぶんと違ってくると思います。ただ政府筋は、諸外国とちがって、国産ワクチンについては慎重姿勢を崩していません。
しかし、いろいろな情報を付け合せると、見えてくるものがあります。菅首相をはじめ政府筋が一貫しているのは、国民に接種するワクチンは「安全性及び有効性」が確認されたものから使用するといっていますが、これは海外及び国産ワクチンを問わない選択基準です。実際に国民を対象としたワクチンの接種が始まったとき、選択できるワクチンは海外ワクチンのみの選択ということは、国の威信もあり、回避すると思います。

そうすると国産ワクチンは来春の実用化に間に合うのかという事の検証が必要になります。
当初のアンジェス臨床試験は、動物への非臨床試験を経て、大阪市立大学医学部付属病院と大阪大学医学部付属病院での第1/2相臨床試験が終了すれば11月には500名規模の第3相臨床試験に着手することになっていたと思います。国内承認はその国の主権に属することなので、500名程度の治験でも承認は可能です。しかしこれは基本的には国内での実用化が目的となります。この場合、国産ワクチンは海外で特例的に使用されることはありますが、国際基準の承認でないので、自ずと活用が限定されるのです。

11月20日に出されたIRは、当初の臨床試験のイメージしたものと異なって国際基準の承認も基準にしたものに変更されていると思います。この承認を得て、アジア諸国やアフリカなどには、ワクチンを世界に平等に供与する国際組織OVAXファシリティの活用による供与、そしてアメリカや南米でOVAXファシリティに参加していない国のはBBIを通じての販売を考えていると思います。
その時に国際基準の承認という海外での第3相臨床試験を待たずに国内承認に踏み切るかどうかは、国の主権に基づく判断になると思います。