株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2020/11/15 08:06

アンジェス(株):2020/11/15 08:06

日経新聞:朝刊】

見極めたい新ワクチンの効果

新型コロナウイルスの感染が再び猛威をふるうなか、米製薬大手ファイザーが開発中のワクチンで高い効果を確認した。近く米食品医薬品局(FDA)に承認申請する。待望のワクチンの実現に大きく前進した。効果を見極め、普及に向けた対応も急ぐ必要がある。

世界で今、約200種類のワクチン候補の開発が進む。今回のファイザーの発表は最終段階の臨床試験(治験)で90%以上の有効性を確認した点が画期的である。目立った健康への影響もみられなかったという。
過去の経験から1年足らずで本当にワクチンが実用化するのか疑問の声も多かった。「メッセンジャーRNA(mRNA)」という最新のバイオ技術を使ってワクチン開発の壁を乗り越えた。

ファイザーは今後、治験の解析データを増やし有効性や安全性を精査する。論文としてまとめ、科学者からの査読も受ける。今回の発表では「9割効果」の詳細を明かしていない。新型コロナは無症状の人でも他の人に感染させる。接種で感染や重症化も予防できるのかなど、きちんと説明してほしい。
mRNAワクチンは開発と製造が早くできる半面、効果の持続性はわかっていない。FDAは早期に承認する見通しだが、それ以降も追跡データを集めて各国に情報提供すべきである。

日本政府はファイザーとの合意で来年6月までに6000万人分の供給を受けることになっている。ワクチンは人種の違いで効果や安全性に違いがでることもある。国内でも最終治験を実施する必要があるのではないか。
今回のワクチンは保管条件が厳しく、通常のインフルエンザや小児のワクチンのように、かかりつけ医で接種するのは難しい。「3密」を避けるため体育館などでの集団接種を今から検討しておくことも大事である。
ワクチンが行き渡るにはなお相当な時間を要する。「これで安心」という緩みは感染拡大を招く。