●アンジェス(株)：2020/08/25 10:16

バソミューン社（Vasomune）は、COVID-19を含むあらゆる原因のALI / ARDS（急性呼吸窮迫症候群）の治療のためのAV-001を開発するために、2020年8月1日に米国国防総省から280万米ドルのPRMRP助成金を受け取りました。

バソミューン社のダグラス・A・ハミルトン社長兼最高経営責任者(CEO)は、「PRMRP賞のニュースを聞いてうれしく、AV-001の治療開発プログラムを支援してくれたDoDに感謝したいと思います。」「PRMRPレビュープロセスは非常に競争力があり、当社の高い査読スコアは、私たちの治験医学の可能性とそれが満たされていない医療ニーズを持つ患者に大きな影響を与える機会の重要な外部検証です。」

バソミューン社のAV-001の治療開発プログラムは、招待された応募者全体の16.5%が資金提供のための勧告を受ける厳格な2層ピアレビューシステムを通じて、1〜5のスケールで「優れた」または1.4のアプリケーションスコアを受け取りました。ヴァソムネは、FDAとのコロナウイルス治療加速プログラム(CTAP)会合を計画しており、2020年秋にはAV-001の臨床開発に移行する予定です。

AV-001は天然リガンド、アンジオポエチン-1を模倣し、内皮安定性および正常な血管機能を回復するためにTie2-アンジオポエチンシグナル伝達軸を活性化するように設計された治験医学である。
COVID-19を引き起こすウイルスは、血管バリアの完全性を変化させ、凝固状態を促進し、血管炎症(内皮炎)を誘導し、炎症性細胞の移動を媒介することによって、COVID-19関連ARDSの開始および伝播に寄与する肺内皮細胞を攻撃する。ウイルス感染の初期段階の後、COVID-19の入院患者の約30%が進行性肺損傷を伴う重篤な疾患を発症し、血管漏れ、臓器不全および死亡を引き起こす可能性があります。

バソミューン社は、中等度から重度のCOVID-19および病原体誘導ARDSの治療のためにAV-001を共同開発しており、日本のバイオ医薬品会社であるアンジェス社と共同開発しています。コロナウイルス大流行が発症する前、ARDSの年間発生率は米国とEUで年間約37万人で、平均死亡率は40%でした。現在、ARDSを治療するための有効な治療法はありません。