●アンジェス(株):2020/01/12 03:35
中東発の地政学リスクがくすぶり続けるなかで、中小型株の成長力を個々に分析して銘柄を選別する「ボトムアップ」型の投資家の動きが活発だ。これまで経営者との議論等を通じて目星をつけていた企業に対して、今週のように相場全体が大きく下げる場面で買いを入れている。特に注目されているのは、2019年に株価の出遅れが目立った東証マザーズ銘柄だ。
マザーズには赤字企業も多いため、全体の時価総額を予想売上高の合計で割った予想PSR(株価売上高倍率)に注目すると2.4倍。2年前の2.8倍からさがった。
日経平均株価の一般的な株価指標である予想PER(株価収益率)が2年前の15倍強からいったん切り下げた後に大きく回復したのとは対照的だ。
20年は米大統領選が予定され、米中の貿易対立や中東情勢も不透明だ。世界的なニュースに一喜一憂しない腰を据えた選別投資が、相場の軸になりそうだ。
◆こうした時期を見据えて、アンジェスの広報活動の充実と併せて、安定株主確保に向けた投資家対策を強めて戴きたいと思います。