●アンジェス(株):2023/12/10 22:14
アンジェスが、今年11月13日に関東財務局長あてに提出した第25期第3四半期報告書を提出していますが、その中でエメンド社の取り組みについては
「開発パイプラインの拡充と事業基盤の拡大」の項で
現在の当社グループのパイプラインは上記プロジェクトに加え、ゲノム編集における先進技術を持つ米国の子会社Emendo社において、究極の遺伝子治療ともいわれるゲノム編集で具体的なプロジェクト化に向けて準備を進めております。同社は、ゲノム編集の安全な医療応用を目指し、新規CRISPRヌクレアーゼを探索・最適化するプラットフォーム技術(OMNI Platform)を確立しており、血液、眼科、肝代謝などの疾患領域についてパイプラインを構築しており、最も進んだELANE関連重症先天性好中球減少症を対象としたプロジェクトは米国での臨床試験実施に向けFDAと協議を開始し、2023年度中の米国での臨床試験開始に向けた準備を進めております。同社はゲノム編集技術の開発をとおして、遺伝性希少疾患に加え様々な疾患のゲノム編集技術による治療を検討しております。
と報告しています。また、財務局に提出した四半期報告書の開発プロジェクトの項では以下のように記述されています。
「Emendo社では、ELANE関連重症先天性好中球減少症を対象とするゲノム編集治療について、2023年度中に米国での臨床試験開始に向け、FDAと協議を継続しています。また、家族性高コレステロール血症(FH)を対象とするゲノム編集治療についても臨床試験に向けた研究開発を継続しております」と。
会社四季報の秋号は2023年9月15日発売となっているものですが、アンジェスが11月13日に関東財務局に提出した四半期報告は、会社四季報より後に関東財務局長に提出したものです。