株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/11/08 08:47

アンジェス(株):2023/11/08 08:47

8月9日に「2023年12月期第2四半期決算短信」が発表されましたが、その中で前受金については6億3700万円が増え、64億100万円となっていますと報告されています。ただ、増えた6億3700万円については究開発費用の一部を協力金として受領したと報告はされつつも、どのような研究開発費であるのかを含めて、どこから提供された協力金を受領したのかについて、説明がされていませんでした。

が、10月17日に配信されたフィスコ客員アナリストの佐藤譲氏が執筆したがアンジェスResearch Memo(6)の中に「2023年3月には塩野義製薬と第Ⅱ相臨床試験に関する開発協力契約を締結し、開発費の一部拠出が実施され」と記述されているので、前受金に計上された6億3700万円は慢性椎間板性腰痛症治療用NF-κBデコイオリゴDNAの国内開発を進めるにあたって、塩野義製薬から協力金として受領したものであると思います。

なお10月18日、アンジェスはNF-κBデコイオリゴDNAの国内における慢性椎間板性腰痛症を対象とした第Ⅱ相臨床試験における投与を開始したことをIRで発表しています。その中で、NF-κB デコイオリゴDNA第Ⅱ相臨床試験の概要として
「患者さんの痛みの改善を評価」と 「目標症例数は92例」が 紹介されていますが、先ほど紹介した佐藤譲氏が執筆したレポートの中では、第Ⅱ相臨床試験の内容が、より詳しく記述されているので紹介しておきます。

「対象者は18~75歳で3ヶ月以上持続する腰痛を有し、腰痛のNRSスコア(自己申告による痛みの指標)が臀部痛や下肢痛のNRSスコアよりも大きく、腰痛に対する保存的治療で効果が不十分な患者とする。最初の2例で今回の試験で最大投与量となる20.0mgの投与を行い、安全性及び忍容性を確認したのちに10mg群、20mg群、プラセボ群の3群に分類して比較試験を実施する。20.0mg投与については動物実験で安全性等に問題のないことが確認されており、より高い効果が期待できる可能性があることから設定した。第Ⅱ相臨床試験の結果が良好な内容であればライセンス契約の締結や、次の開発ステージに向けて塩野義製薬と協議することになる」と。