株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/10/02 07:57

アンジェス(株):2023/10/02 07:57

アンジェスが取り組んできた椎間板性腰痛症を適応対象とする、NF-κBデコイオリゴは、炎症性サイトカイン(細胞から放出される生理活性物質)を抑制することから、過剰な炎症や免疫反応を原因とする様々な疾患に有効な治療薬となる可能性があります。現在、椎間板性腰痛症に対する治療薬としては消炎鎮痛剤などの対症療法しかありませんが、NF-κB デコイは、既存の鎮痛剤とは異なり、その原因物質を抑制することで鎮痛効果を発揮すると考えられますと、IR等で紹介されています。

このNF-κBデコイオリゴの米国における後期第Ⅰ相臨床試験の治験結果については、2021年4月にトップラインデータが発表されていますが、治験結果については重篤な有害事象は認められず、高い安全性が確認されています。有効性についても投与早期より腰痛は大幅に軽減し、腰痛の抑制は投与12ヵ月後まで継続したことが確認されたと報告されています。

その後アンジェスは、2023年1月に国内開発についてのIRを発表し、3月には
塩野義製薬と協力して国内第2相臨床試験に取り組むことを取締役会で決議したとのIRを発表しています。なお、8月9日「2023年12月期第2四半期決算短信」が発表されていますが、その説明ビデオ動画の中で山田社長は、NF-κBデコイオリゴDNAの国内での第2相臨床試験の取り組みについて次のように話しています。

「この椎間板性腰痛症は日本国内にも多くの患者の方がいますので、国内においても事業性が見込めると判断し、第2相臨床試験を日本国内で行うことにしました。
第2相臨床試験については、塩野義製薬と協力に関する契約を締結し、第2相臨床試験の結果を確認後、第3相臨床試験について協議することになっています。
現在は第2相臨床試験プロトコールも確定し、この第3四半期には最初の患者への投与が行われると見込んでおります」と。

が、アンジェスの方からは、NF-κBデコイオリゴDNAの国内第Ⅱ相臨床試験について9月中の発表がなかったので、残念ながら今年の第3四半期の臨床試験着手はありませんでした。が現在、臨床研究等の公開システム「jRCT」では慢性椎間板性腰痛症の患者募集が行われていますので、準備が整い次第、臨床試験の開始のお知らせがあるのではと思います。