●アンジェス(株):2022/01/18 18:14
「b」さんのコメント。
「○コロナ治療薬av-001のP2開始アナウンスメント、今晩、明日?あわやFDA特例承認も(米国)」と。そして
「国防総省をはじめとして、米国官民はコロナ治療薬を待ちわびています。製造能力についてはライセンスなどで、どうにでも成ります。米国はオミクロンでまさにパンデミック状態でしょう。av001はそれを救う可能性があります。」と。
新型コロナ治療薬「AV-001」の早期実用化は米国及びカナダ国民も望んでいると思います。そうした期待もあって、昨年11月9日にバソミューン社はコロナウイルス治療薬「AV-001」の開発について、米国防総省の医療研究プログラム(PRMRP)から最大640万ドル、カナダ政府の治療薬開発支援の一環として最大280万カナダ・ドルを受け取ることが出来ました。
ただ、アンジェスの山田社長が昨年10月の株主に対する会社説明会でも、新型コロナウイルス治療薬「AV-001」の開発状況については、「コロナ対策に対する新しいルールとして、コロナワクチンの緊急使用許可という制度が定められましたが、弊社が開発中のAV-001については、未だ安全性評価の段階にあり、この緊急使用許可の審査過程には至っておりません。今後、第2相臨床試験を進め、良好な結果が得られましたら、改めて緊急使用許可という形での審査過程に進むことを期待しています」と発言しています。
このことから言えることは、「AV-001」の第1相臨床試験は健康成人を対象にしたもので、山田社長も言っているように「未だ安全性評価の段階にあり、この緊急使用許可の審査過程には至っていない」のです。したがって「AV-001」についての緊急使用許可を得るには、COVID-19疾患で入院した患者さんを対象にした、AV-001の安全性、許容性および有効性を調べる前期第2相臨床試験の実施が必要となります。
まだ、バソミューン社からのプレスリリーフによる発表はありませんが、コロナウイルス治療薬「AV-001」に関する前期第2相臨床試験については、世界最大の治験登録サイト「ClinicalTrials.gov」のデータベースで紹介されています。米国、カナダの両国で実施予定ですが、準備が整い次第、発表されると思います。
「b」さんを始め、皆さんと応援したいと思います。