●アンジェス(株):2020/07/26 08:01
厚生労働省健康局から6月に出された「ワクチン生産体制等緊急整備事業:第1次公募要項」では助成の目的を次のように述べています。
「ワクチン生産体制等緊急整備事業は、新型コロナウイルスを始めとした予期せぬ感染症の流行阻止・重症化予防に必要なワクチンを可能な限り迅速に製造し、日本国民のために確保するため、ワクチンを含むバイオ医薬品の生産体制を整備することを目的としています。
このようなバイオ医薬品の生産体制を整備しておくことで、今後新たなウイルス等により、国内に影響を及ぼすような感染症が発生した際にも、必要なワクチンや医薬品をより迅速に製造することが可能となり、長期的な視点においても、国民の保健衛生の向上に寄与することが可能となります。」
<採択方針>
🔶事業費の規模:1事業あたり、原則として、20~250億円(事業期間内の総額)
🔶事業期間:1~2ヵ年度(令和3年度末まで)
(可能な限り短期間であることが望ましい。)
<応募資格者>
🔶新型コロナウイルスワクチンの国内での薬事承認取得に向けた開発を行うことを計画している国内の法人格を有する法人であること。
🔶複数の法人が協力して事業を実施する場合、本事業の実施に主たる責任を持つ法人(国内で薬事承認申請を行うことを計画する法人等)が代表して応募を行うこと。
<応募提出期間>
🔶令和2年6月12日(金)~令和2年6月29日(月)
<採択について>
🔶応募された事業は、「専門的・学術的観点」等から評価委員会における評価を経たのちに、厚生労働省による採択事業の決定、そして助成金が交付されます。
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なお、助成目的の趣旨からして、出来るだけ早く採択・不採択を決めるべきですが、その期日については公募要項では触れられていません。