株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/12/21 08:51

アンジェス(株):2022/12/21 08:51

エメンド社の社長兼CEOであるデビッド・バラム博士は、2009年に「リボソームの構造と機能解析」に関する業績でノーベル化学賞を受賞したイスラエルの女性科学者であるエイダ・ヨナス博士のもとで、ヴァイツマン科学研究所で研究に携わり、博士号を取得した人です。デビッド・バラム博士は科学者であると同時に、エメンド社の社長兼CEOとして、会社の基本方針や企画立案に関り指導的役割を果たしてきた人です。

そのデビット・バラム社長の経営方針のもとで、アンジェスがエメンド社を持分法適応関連会社にした当時は、エメンド社の人員は50名程度でしたが、現在は研究陣に博士号取得者が80名を超える人員で、イスラエル及びニューヨーク本社勤務を合わせると氏名確認ができる人だけでも105名を超えています。このことは、ゲノム編集が研究段階であったものが、「オフターゲット効果」を低減させるOMNIプラットフォーム技術の活用で、これまで根本的な治療法がなかった疾患について治療法を確立し、創薬にも繋げていく道筋が見えたことが人員の拡充に繋がっていると思います。

エメンド社のHPには、エメンド社の社長兼CEOであるデビッド・バラム博士が記述を担当した「私たちのニュースポスターとプレゼンテーション」というエメンド社の取り組みを紹介したイントロダクションが紹介されていますが、この中でエメンド社が今後、何を目指しているのかの輪郭が見えてきます。つまり、エメンド社の将来方向は研究委託費を得て運営される研究機関から脱皮して、ゲノム編集技術による企業価値を高め、その上で米ナスダック市場へのIPOの実現によって、強力な市場地位を持つ企業になることを展望しているのだと思います。

そのエメンドイントロには、エメンド社が調査した比較可能な他社の取引状態が紹介されています。その中にはニュースにもなりましたが、ファイザーは米ビーム・セラピューティクスと提携し、一塩基編集と呼ばれるゲノム編集技術を使った希少遺伝性疾患の治療薬開発に最大13億5000万ドル(約1560億円)を投資すると言われた内容について、前払い金はいくらか、マイルストーンはいくらかと言った調査が記載されています。つまり、エメンド社もそれら資料を基に、今後の取引を進めて行くのだと思います。